観察画像を立体視させる歯科用3Dデジタル顕微鏡システムおよび歯科用ディスプレイ支持機構[特許第6469292号]
ありす歯科医院では、2017年から世界で初めて 歯科用デジタル顕微鏡システム[特許第6469292号]を使用しています。
この特許技術によって、これまで見ることができなかった細菌感染部分を可視化することに成功しました。
この技術は光力学的診断(PDD:Photo Dynamic Diagnosis)として医科の世界ではすでに応用 されています 。
これを歯科に応用したのが、歯科用デジタル顕微鏡 による光力学的診断(PDD)なのです。
歯に特殊光を当てると健康な部分は青緑色に発光しますが、歯周病菌などの口腔内細菌は赤色や黄色に蛍光発色するという特性があります。(下記参照)
これを利用することで、本来目には見えない歯の表面や根管内に残っている口腔内細菌が赤色や黄色に蛍光発色させて確認することが可能となり、正確な治療が出来るようになります。
従来、細菌の有無を確認するには、調べたい部分の歯の表面から採取されたものを検査機関に送り、これを培養して確認するしかありませんでした。しかし、これでは数日から数週間の時間を要します。これが原因で細菌感染部分が残ったまま治療を終えてしまうことがありました。
歯科用デジタル顕微鏡 による光力学的診断(PDD)は、特に根管治療、歯周病治療の治療において非常に有用です。この技術が世界的に普及すれば、
従来では抜歯と言われた歯も最大限残すことができるようになると期待しています。
(治療例参照)←こちらをクリックして下さい
このようにデジタル顕微鏡システムは、根管治療や歯周病治療などの歯を残す治療にとても有効ですが、
現在のところ保険診療での使用は認められておりませんので自由診療の扱いとなります。

